こんにちはー!ニアです。
Windows 10で新たに登場した「Microsoft Edge」ですが、今まで使っていたInternet Explorerと比べてJavaScriptの処理能力がどれだけよくなったのか、自分のノートPC上で測ってみました。
1. Edge vs IE vs FireFox / JavaScriptのベンチマーク対決
今回はGoogleの「Octane」を使って、Microsoft Edge、Internet Explorer、Mozilla FireFoxでのJavaScriptのベンチマークを測定しました。
1.1. MyノートPCのスペック
型番 | FMV LIFEBOOK SH76C(富士通製 / 2011年 春モデル) |
---|---|
CPU | Intel Core-i5 2520M |
メモリ | 4GB(2GB×2) ⇒ 8GB(4GB×2) |
ストレージ | 640GB HDD ⇒ 500GB SSD |
OS | Windows 7 ⇒ Windows 8 ⇒ Windows 8.1 ⇒ Windows 10 |
1.2. 測定したブラウザ
アプリ名 | バージョン |
---|---|
Microsoft Edge | 20.10240.16384.0 |
Internet Explorer | 11.0.10240.16431 |
Mozilla FireFox | 40.0.2 |
1.3. 測定結果
項目 | Microsoft Edge | Internet Explorer | Mozilla FireFox |
---|---|---|---|
Richards | 21831 | 13711 | 25202 |
Deltablue | 18982 | 10361 | 32153 |
Crypto | 24192 | 13863 | 23478 |
Raytrace | 35741 | 13085 | 36703 |
EarleyBoyer | 31278 | 20435 | 45218 |
Regexp | 3046 | 1440 | 2386 |
Splay | 17227 | 5810 | 17211 |
SplayLatency | 35694 | 5343 | 10211 |
NavierStokes | 30065 | 21454 | 30274 |
pdf.js | 14890 | 12705 | 10477 |
Mandreel | 20623 | 11147 | 19384 |
MandreelLatency | 68290 | 17014 | 22255 |
GB Emulator | 41358 | 18202 | 51195 |
CodeLoad | 14563 | 11191 | 14115 |
Box2DWeb | 20562 | 6287 | 31353 |
zlib | 21831 | 13711 | 25202 |
Typescript | 41301 | 16241 | 45359 |
Score | 23567 | 11181 | 20897 |
EdgeとIEを比較すると、Octaneの全項目でEdgeの方が高いスコアが出ました。EdgeとFireFoxでは、総合的なスコアはEdgeの方が高いですが、項目によってはFireFoxに軍配が上がりました。
それにしても、MandreelLatencyでEdgeが頭ひとつ飛び抜けているのが私、気になります!
2. Edgeの宿命
JavaScriptの処理能力でIEより大きく伸ばしたEdgeですが、操作性は今一つ。WordPressやQiitaなどで画像のアップロード機能をよく使う私にとって、ファイルのドロップができないのがちょっと厳しいです。(→ファイルのドロップはバージョン25.10586.0.0の時点で対応しています)
Microsoft Edge を使ってはいけない | プログラミング生放送
EdgeがWindowsストアアプリ(Modern UIアプリ)であるが故の宿命なのでしょうか・・・(Edgeに限らず、Windowsストアアプリはタスクバーのジャンプリストやファイルのドロップに非対応)。
今後のバージョンアップでの改善に期待かな。
また、「Microsoft Edge を使ってはいけない 」の記事にある「左下のリンクはクリックできない」に関して私的解決策を1つ。マウスカーソルを少しだけずらすとURLのポップアップが消え、リンクをクリックできるようになります。(但し、ずらす距離を間違えるとURLのポップアップがまた現れます。)
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