iTerm2 ver. 3.3で便利なステータスバーがやって来た!

こんにちはー、ニアです!

自分のMacでいつも使っているiTerm2なのですが、最近リリースされたver. 3.3にステータスバーという機能が登場しました。

システムのリソース情報やgitのブランチ情報が表示されてとても便利ですよ。

1. ステータスバーを表示させる

ステータスバーを表示させるには、メニューバーにある「iTerm2」>「Preferences …」を開き、「Profiles」から自分がいつも使っているプロファイルを選択して、「Session」タブにある「Status bar enabled」にチェックを入れます。

初期状態では、ステータスバーは上部(タイトルバーの直下)に表示されるので、ウィンドウの下部に表示したい時は、Preferencesの「Appearance」タブにある「Status bar location」を「Bottom」にすればOK!

2. ステータスバーのコンポーネントをセットする

「Status bar enabled」チェックボックスの右隣りにある「Config Status Bar」ボタンを押すと、ステータスバーの設定画面が開きます。

お好みのコンポーネントを「Active Components」のところにドラッグ&ドロップすることで、ステータスバーに表示されるようになります。

上図では、「Job Name」、「git state」、「CPU Utilization」、「Memory Utilization」「Battery Level」をセットしています。

Nia03.png
🌈Auto-Rainbow」ボタンを押すと、ステータスバーの文字色が虹色になるように各コンポーネントの文字色が自動的に調節されます。

2.1. 主なコンポーネント

CPU Utilization

CPUの使用率とそのグラフが表示されます。

Memory Utilization

物理メモリの使用率とそのグラフが表示されます。

Battery Level

バッテリー残量とグラフが表示されます。またAC電源に接続している場合、「⚡️」マークが表示されます。

git status

現在のディレクトリがgitの管轄内の場合、カレントブランチ名が表示されます。
また、このステータスバーをクリックすると、ブランチ名のチェックアウトやプル、プッシュ、コミットなどが実行できるコンテキストメニューが表示されます。

Job Name

現在ターミナルで実行しているジョブ名が表示されます。
また、このステータスバーをクリックすると、ジョブとプロセスIDのリストのポップアップが表示されます。

Network Throughput

ネットワークのアップロード・ダウンロードのスループットとグラフが表示されます。(左側の数値と青色のグラフがダウンロード、右側の数値と赤色のグラフがアップロードです)

Search Tool

コンソール内のテキストを検索するボックスが表示されます。

3. おわりに

実はこのステータスバー、iTerm2のPython APIを使用すると自分でコンポーネントを作ることができます。

次回は、そのAPIを使ってステータスバーのコンポーネントを作ったお話をしていきたいと思います。

Nia02.png
ちなみに、私のは以下の7つをセットしています。

・git status
・Job Name
・CPU Utilization
・Memory Utilization
・Storage(自作)
・Network Throughput
・Clock

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