こんにちはー、ニアです。
スマートフォンでサイトを閲覧している時に、以下のような画面に飛ばされたことはありませんか?
※Android端末でのスクリーンショットです。
今回は、「ウイルスに感染し、バッテリーが破損している」というページに飛ばされた時の対処方法を紹介していきます。
1. スマートフォン初心者を狙った、悪質かつ巧妙な手口
先日、スマートフォンでサイトを閲覧中に、突然冒頭の画像ようなページへ勝手に飛ばされました。具体的には、数回のリダイレクトが発生し、
[端末モデル名]がウイルスに感染し、バッテリーが破損しています!
手順に従い携帯を修復してください。ウィンドウを閉じないでください。
**閉じる場合は自己責任になります**
というダイアログが表示された後、
[端末のメーカー名]で(n)個のウイルスが検出され、バッテリーが感染して破損していることが分かりました。
と冒頭の画像のページが表示されました。
これらは事実無根な脅迫文でユーザーの不安を煽り、アプリをインストールさせようとする、悪質な広告ですので、慌てずに落ち着いて対処しましょう。
2. 対処方法
2.1. その広告ページを開いているタブを閉じる
その手の広告ページが表示されたら、戻るボタンを押すか、タブを閉じましょう。
誤ってアプリをインストールしないように気を付けて! もし、インストールしてしまったら、直ちにアンインストールしましょう。
触らぬ神に祟りなしです。
戻るボタンで戻れない場合
戻るボタンを押すとポップアップが表示されて、戻れないケースがあります。この場合、タブを閉じましょう。
この原因はその広告ページに埋め込まれたJavaScript等によって、戻るボタンを押した時にポップアップが出るように細工されているからです。
2.2. 履歴やキャッシュ、Cookieを削除してみる
今回のような広告が何度も表示される場合、履歴やキャッシュ、Cookieを削除すると解決するかもしれません。
実はというと、今回の広告ページに飛ばされた時は、閲覧していたサイトに設置されている正規の広告が正しく表示されていなかったのです。おそらく、ブラウザに保存されているCookieが悪さをしているのではないかと考えられます。
2.3. ブラウザを最新バージョンに更新 or 別のブラウザに変えてみる
ブラウザのバージョンが古い場合、最新のバージョンに更新しましょう。あるいは別のブラウザを使用するのも手です。
Androidで出荷当時のバージョンが4.3(Jelly Beans)以前の場合、標準ブラウザのサポートが打ち切られているので、ChromeやFirefoxなどのブラウザに乗り換えましょう。
Android 4.3以前の標準ブラウザーは修正パッチの提供打ち切り、セキュリティ担当者が見解を示す – INTERNET Watch
2.4. 念のため、信頼できるセキュリティソフトで端末をスキャンする
もし、ウイルスに感染していないか心配な場合、信頼できるセキュリティソフトでスキャンしておくとよいでしょう。
3. おわりに
今回は、「ウイルスに感染し、バッテリーが破損している」というページに飛ばされた時の対処方法を紹介しました。
最近では、端末のモデル名やGoogleなどの公式ロゴを表示して本物っぽく見せたり、カウントダウンを表示してユーザーを焦らしたりと、手口は巧妙化しています。
少しでもおかしいと思ったら、一度冷静に立ち止まるのが有効です。
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